ヒストリー/ご挨拶/いのちの森ができるまでの物語

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Historiy / ご挨拶
いのちの森が
できるまでの物語


2011年、東日本大震災から半年後のまだ日本中が意気消沈する中、当時83歳でいらした宮脇昭先生の「いのちの森の講演会」が北海道神宮参集殿にて開催されました。のちに当プロジェクトを発足した酒井嘉子が、この時の司会を仰せつかったことが宮脇先生の提唱される「いのちの森」を知る機会となりました。

日本の緑豊かな国土を「本来あるべき姿ではない虫喰い状態である」「だから自然災害に堪えられない森になっている」と評された内容に驚き、東日本大震災の被災地調査を精力的に行なわれ、日本の国土と日本国民のいのちを「いのちの森」を通して守っていこうと立ち向かわれている果敢なお姿に圧倒されながら感銘を受け「いのちの森」の必要性と重要性を知りました。

さらに2013年に経団連ホールで開催された環境シンポジウム(3回目にダライ・ラマ氏がゲスト参加)「次世代への伝言 / いのち くらし 地球環境シンポジウム」で東大名誉教授・山本良一先生の世界の状況と今後についての講演を聞き、より一層して具体的な行動としての「いのちの森」の創造していくことの意義を深めました。


 
  

 
「いつか山小屋でも建てよう。」「それは美しいところなんだよ。」子供心に父から聞いていたその言葉からイメージを膨らませていたと思います。
 
 今は亡き父の遺した洞爺東湖畔の山の土地の麓まで、数年かけて探しあてたどり着きました。時の流れとともに暗く荒れたカラマツの森。
20メートル以上もあるカラマツの森の山肌は、光が届かずに下草さえ生えていませんでした。暗く薄気味悪くて、森の中へほんの少ししか入って行くことが出来ませんでした。
 
 10年前に初めて宮脇昭先生のお話を聞き、あの山に「私もいのちの森を作りたい!」魂が揺さぶられ、その想いはすぐに決心へと変わっていました。
 
 決心をすると、不思議なことにカラマツの森の木々を伐採したいという業者が現れ、当時、東日本大震災で木材の不足していた福島に運んでもらいました。それまで薄暗くけもの道のような道しかなかったところに木々が運ばれたことで、頂上まで続く山道が出来ました。念願だった太陽の昇る洞爺の東の山から湖を見下ろし感動しました。
パノラマ状に目の前に広がるその景色は、子供の頃にイメージしていたものを遥かに超える美しさだったのです。
 
 洞爺湖に向かって縦長の山のスロープにコの字型にいのちの森をつくり、お母さんの子宮に包まれるような、やさしく自然回帰、人間回帰出来るような深い魂の呼吸の出来るようないのちの森をつくりたい。

 そんな想いに駆られていきました。
 
 2013年宮脇昭先生に山の土地の調査をしていただける幸運な機会を得られ「9千年続く平成のいのちの森」と命名して下さいました。そして翌年7月から洞爺においての宮脇方式によるいのちの森づくりが始動しました。
仲間が集まり、宮脇昭先生、諸先生、諸先輩にお世話にご指導いただきながらその後、年に一度の植樹祭とミニ植樹祭を開催。北海道内はもとより、北は九州、関西、関東、東北からもご参加くださり、大自然の中で自分たちの手で木々の苗木を植えながらの自然回帰、人間回帰の体験といのちの森の成長を共に楽しみながら森の創造をしています。
 
 先ずは10年続けようと、10カ年計画で実施している植樹祭も今年で8回目となりますが、昨年はコロナ禍で規模を縮小させて植樹祭とミニ植樹祭を開催し、森の手入れも行いましたが、閉塞感深まる状況下にあって「森での体験に自分を取り戻せた」「大自然に癒された」「山のエネルギーに助けられた」「疲れが取れて、元気になれた」等のうれしい声を多数いただきました。森も喜び人も喜ぶ循環の中にあるのだなと感じます。
 
 また、わたし個人としての森の創造をするに至った小さな物語はありましたが、なぜ、今、木を植えていくのか、その本質と、待った無しに迫る地球環境問題を東大の名誉教授の山本良一先生に学び、全体と部分とを結びながらの学びの場も作らせていただいております。
 
 奇跡の美しい地球の環境は未来の子供達からの借り物であるという思いに立って、地球の大自然へ、そして多くの出会いに感謝の思いで、これからも皆さんと一緒に一本一本木を植え、森の創造をしていけたら幸いです。

 プロフィール

札幌生まれ。
カリフォルニア州ユナイテッド・カレッジ・オブ・ビジネス卒。帰国後、東洋医学を学ぶ。
卒業後、テレビ東京制作、国際政治評論家 中丸薫氏のインタビュー番組「世界の100人」の制作クルーに参加。
 1983年に外務省外郭団体(社)海外広報協会に入社。ロスアンゼルスオリンピック芸術出典作品「シビル・ウォーズ」(ロバート・ウィルソン監督)事務局担当、秘書室、企画室主任として日本の広報事業、異文化コミュニケーション、国際プロトコールセミナーなどに携わる。
 結婚と同時に札幌に戻った後は子育てをしながら食育、ハーブ療法、アートセラピーなどを学ぶ。傍ら「イデアワークス」を立ち上げ、ココロとカラダにやさしくつながる「Soul&Body~いのち~絆~自然」をテーマに様々なワークショップ、セミナー、講演会、上映会などの企画、コーディネート、プロデュースを展開する。
 
 2011年、洞爺湖畔に「洞爺リトリートハウス」をオープン。同年、森の神さま、横浜国大名誉教授、宮脇昭先生の「いのちを守るいのちの森づくり」に感銘を受け父の遺した洞爺の山を開拓し、2013年より宮脇昭先生より命名された「9千年続く平成のいのちの森」の創造をスタートさせ、10ヵ年を目標に毎年植樹祭を開催している。
また、何のための森づくりなのか、大きな地球環境のフレームワークを東京大学名誉教授の山本良一先生に学び、札幌に於いて環境シンポジウム「未来からの羅針盤/いのち・くらし・地球環境」、「エシカル札幌大学」を開催。

雑誌「WAGO」と毎日新聞に掲載されました。

雑誌「WAGO」と毎日新聞に
掲載されました。

ーーーリンク集ーーー

いのちの森は
洞爺湖有珠山ジオパークの中にあります

いのちの森は
洞爺湖有珠山ジオパークの中にあります

いのちの森に設置された気象情報データ装置とカメラは
株式会社みどり工学研究所との連携でリアルタイムで観測しています。

いのちの森に設置された気象情報データ装置とカメラは
株式会社みどり工学研究所との連携でリアルタイムで観測しています。